【開催報告】【2/21(日)】「たかしまの森 炭の使いみちを考えてみる会」

 2月21日(日)午後、森林公園くつきの森で「たかしまの森 炭の使いみちを考えてみる会」を開催しました。参加者は、予定人数を上回る13名。20歳代から70歳代にかけての多様な世代の方にお越しいただきました。

 会場はくつきの森 やまね館のホール。新型コロナウィルス感染症対応のため、窓を開けて換気をしたり、途中で炭がま見学のため屋外に出る時間を設けたりする等の工夫を施しました。この日は、二月にしてはかなりのポカポカ陽気であったため、窓を開けても寒さに凍えることがなかったので良かったです。

 

 この日のプログラムは三部構成。最初は、炭の使いみちを考えてみる前に、みんなで炭についてお勉強。木材が燃えて炭ができる過程、炭の物質としての特性といった化学の観点からの話だけでなく、私たちと炭の関わりを歴史的にたどったり、炭が今後どのような利活用される可能性があるかについてなど、炭についてさまざまな観点から学びを深めました。例えば、皆さんよくご存じの備長炭の「備長」の部分ですが、これは紀伊国田辺の炭問屋「備中屋」の「長左衛門さん」が売り出したことに由来しているそうです。

 

 資料をもとに炭の勉強をした後はリフレッシュタイム。建物の外に出て、先日完成した「炭がま」を見学したり周辺を散策したり。炭がまの今後の運用についてくつきの森のスタッフの方からのお話しもあったのですが、炭がまの真向かいで工事が進んでいる太陽光発電所に目を奪われる方が多かったです。

 

 そして、最後はみんなで炭の使いみちを考えてみるワークショップタイム。「お風呂に入れてみては」「美容パックに入れては」「土壌改良に使ったらどうか」「壁材に入れてみてはどうか」という実際の用途に関する議論だけでなく、安定した品質の炭を均一の量で生産するためには、他の炭がまとの連携やネットワーク作りが必要ではないか、という意見や、家庭のガスコンロのように炭が手軽で安全に扱える器具を開発したらどうかというアイデア、そして炭をもっと注目してもらうためには、生産者側の「炭焼き文化」とともに消費者側でも「炭火焼き文化」を育てていかないといけないのでは?という提言など、いろいろなお話が出て盛り上がりました。

 私たち「たかしまの森へ行こう!プロジェクト」では、炭焼き作業の体験から将来の炭焼き師育成につないでいく「炭焼き体験会」、高島市内の炭焼きグループによる情報交換の機会としての「たかしま炭焼き交流会」などのイベントを企画・予定していますが、これからは皆さんがもっと炭火に関心を持っていただく機会として、料理教室の会場を屋外に移して「炭火焼きワークショップ」の企画も考えてみる必要がありそうです。

 

 参加者の皆さまには、お忙しい中、ワークショップに参加していただき誠にありがとうございました。引き続き、「たかしまの森へ行こう!プロジェクト」をよろしくお願いします。